イカとみんなのカマンベール

誰でも知っている、一番有名なナチュラルチーズと言ったらやっぱり『カマンベールチーズ』!

ですよね?

異論は・・・認めません。

6Pチーズもキャンディチーズもさけるチーズももちろん有名ですが、これらはみんなプロセスチーズです。ナチュラルチーズとはちょっと違います。

ナチュラルチーズとプロセスチーズは何が違うのか、ざっくり簡単に説明すると・・・

  • ナチュラルチーズ…乳を主原料とし、これを発酵させて固めたチーズ。まだ菌による発酵が進んでいる状態です。
  • プロセスチーズ…1種類または数種類のナチュラルチーズを主原料とし、ナチュラルチーズを粉砕・加熱溶融して、乳化剤を加え再度成形して造ったチーズ。加熱によって菌は死滅し発酵は止まっています。

つまり、ナチュラルチーズを加工して造ったものがプロセスチーズというわけです。菌が生きているナチュラルチーズは熟成しますが、菌が死滅しているプロセスチーズは熟成せず長持ちします。

でも熟成しないカマンベールもあるよね?とお気づきのあなた。鋭いです。缶やプラスチックの密閉パックなどに入ったカマンベールは、ロングライフカマンベールと呼ばれる特別なナチュラルチーズ。密閉後に容器ごと加熱処理を行うためそこで熟成が止まり、長期保存できるようになっています。

熟成が進まないぶん香りもやさしくて食べやすく、いつでも常に食べごろの風味が楽しめます。そんなヤワなカマンベールじゃ我慢できない!というかたは、熟成の進んだ本場のカマンベールをお手元にご用意ください。

今回はお好みのカマンベールで、日本酒にもワインにも合うおつまみをつくります。

用意するもの

  • カマンベールチーズ 1/2個
  • お刺身用イカ 100g程度、お好みで増減
  • だし醤油
  • 粗挽き黒胡椒
  • わさび

ちなみにカマンベールの本家『カマンベール・ド・ノルマンディ』は、フランスのAOC(原産地呼称)規定によって、形は円盤形、直径は10.5〜11センチ、高さは3センチ程度、重量は250g以上と定められています。なので、カマンベール1/2個はおおむね120gくらいと思ってください。

つくりかた

  1. カマンベールチーズを中心から放射線状に7ミリ程度の厚さにスライスする
  2. イカのお刺身を細切りにする(イカそうめんを買えばさらに簡単)
  3. お皿にカマンベールチーズ並べ、イカをのせる
  4. だし醤油を数滴ずつかけ、粗挽き黒胡椒をふる
  5. わさびを添える

どこかで食べたか、それとも誰かに教えてもらったのかは忘れてしまいましたが、簡単でおいしい酒のアテ。カマンベールが和にも洋にも感じられる不思議なおつまみです。

普通にカマンベールを食べるのに飽きたら、普通にイカそうめんを食べるのに飽きたら、たまにはこんな風に合体させちゃいましょう。

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