ナチュラルチーズとなかよくなる
チーズと聞いて最初に思い浮かぶもの、トムとジェリーの穴あきチーズ?はたまた6Pチーズ?もしかしたら近年流行りのラクレットやチーズフォンデュ、チーズタッカルビ、ハットック、などのチーズ料理なんて人もいるかもしれないですね。
日本でチーズというと、近代に入ってからのイメージが強いと思うのですが、実はその歴史は飛鳥時代。飛鳥時代といえば聖徳太子。昔の一万円札に載っていましたよね。
さておき、その飛鳥時代のチーズは今のチーズとは全く異なるもので、牛乳をひたすら煮詰めて作った『蘇』と呼ばれるものでした。ノルウェーに『イェト・オスト』と呼ばれる塩キャラメルのような風味のチーズがありますが、それによく似た風貌をしていました。
でも『蘇』は天皇や神様に献上するような高級品だったので、一般庶民には普及することもなく、そのまま『蘇』の歴史は途絶え、ヨーロッパ経由で今のチーズの文化が入って来るまで日本にはチーズが根付きませんでした。
それが今や、日本でもチーズは当たり前に食べられるようになりました。そのまま食べるだけでなく、お料理やお菓子にもふんだんに使われています。チーズケーキやチーズクッキー、ティラミスだってチーズです。美味しいものにはみんなチーズが入っている!・・・というのは過言ですけど、それくらいどこにでもいる身近なチーズ。
でも、いざ“ナチュラルチーズ”となると、難しく構えてしまう人もいるのでは?6Pチーズ以外はよくわからないからと敬遠したり、ワインと一緒に食べるもの、と敷居を高くしてしまったり・・・。でもそんなことは全然ないんです。そんな人にこそ、もっと気軽にいろいろなナチュラルチーズを試して欲しい、そう思ってこのサイトを始めることにしました。
ナチュラルチーズとなかよくなる、その手がかりとなるようなTipsをはじめ、気楽に試せるレシピなど、ゆるやかにのせていきます。
気が向いたら、ときどきここへ遊びに来てください。