バター!バター!バター!
バターをつけたらなんでもおいしくなる法則、あると思います。
パンはもちろん、じゃがいもだっておいしくするし、肉や魚もおいしくしてくれる。ごはんにのせたっておいしいですよね。そこにちょっぴりお醤油を垂らしたら、もうごちそうの域です。おいしいものにはみんなバターが入っていると言っても過言ではない気がします。カロリーが高いとわかっていても、バターは常に“たっぷり”が至高です。
そんなおいしい誘惑に満ちた禁断の塊、バター。
国産の質の高いバターから海外各地の有名なバターまで、世の中にはいろんなバターがありますが、今回ご紹介したいのは『ボルディエバター』です。

『ボルディエバター』はフランスの3ツ星レストランや世界中の一流レストランも採用しているフランスのバターです。バターが特産品のひとつであるフランスのブルターニュ地方でつくられています。
ちょっとイメージしてみてください。
フランス北西部、海沿いのブルターニュ地方。そこは酪農がとても盛ん。潮風を受けながらどこまでも牧草地が広がり、そこにたくさんの牛たちが暮らしています。お隣のノルマンディ地方も“緑の油田”と呼ばれ、その牧草地帯では牛たちが自由に牧草を食み、のびのびと暮らしています。
良いミルクが出来そうですよね。
そんなブルターニュ地方ではフランスの約4割のミルクが産出されています。さらにブルターニュ地方は塩も特産品のひとつ。ミルクと塩、バターをつくる材料はいくらでも手に入ります。
ブルターニュ地方を知らない人でも、塩バターキャラメルだったら聞いたことがありませんか?日本でもブームになった塩バターキャラメルは、実はブルターニュ地方のスイーツです。
さて、そんなバターで有名なブルターニュ地方を代表するバター、ボルディエバターにはいろんな味があります。
無塩バター、有塩バター、海藻入りバター、唐辛子入りバター、ガーリック・ハーブ・花椒塩バター、柚子風味バター、レモン入りオリーブオイルバター、燻製塩バター、バニラ風味バター、フェンネル入りバター、ラズベリーバター、カカオニブ入りチョコレートバター、…などなど。
魅力的すぎるラインナップですが、中でも私のお気に入りはシンプルな有塩バターと海藻入りバターです。
しっかり塩味が効いた有塩バターは、バゲットやカンパーニュにぴったり。特にクラスト(皮の部分)が厚めで小麦の味わいが深いバゲットトラディショナルにベストマッチです。
海藻入りバターも塩味がしっかりめです。そして磯の香りがパンチ強めに効いています。このバターであさりの白ワイン蒸しやボンゴレビアンコスパゲティーを作ったら、もう他のバターには戻れないほどのおいしさです。海藻入りボルディエバターと明太子を絡めただけの明太子スパゲティーもおすすめ。
海藻入りバターのそのほかのおすすめのレシピは
- 白身魚のソテーの上にそのままのせる
- ホタテのグリルの上にそのままのせる
- きのこのホイル焼きにそのままのせる
・・・え、それレシピ?というざわめきが聞こえてきますが、ただそのままのせるだけで風味の良いソースに早変わりしてしまうのがこの海藻バターのすごいところ。
保存が効くイメージのバターですが、冷蔵庫で保存して使う場合は、実は2週間程度で使い切るのがベスト。1ヶ月以上冷蔵庫で保存していると、バターは次第に酸化しますし、冷蔵庫内の匂いを吸着してどんどん風味が落ちてしまいます。
そこで、2週間以内で使い切れないぶんは、5ミリ程度のスライスかもしくは10グラム程度の角切りにして、ひとつひとつラップできっちりと包み、それをジッパーバッグやタッパーに並べて入れて冷凍してしまうのがおすすめです。使うときにはひとつつみずつ冷蔵庫で解凍すればOK。お料理に使う場合は、冷凍のまま加えても。
ボルディエバター。どこかで運よく出会うことができたら、試しにひとつ手に入れてみてください。ひとたび口にしたらあっという間にとりこになって、あっという間に体重も増えます。ご注意ください。
Cheeselounge御用達の『ハイ食材室』はこちら↓
美味しそうなバターの写真にニンマリしてしまう本家サイトもぜひ↓
ボルディエバター(英語/フランス語サイト)