そらまめとペコリーノチーズ
春になるとそらまめの季節ですね。子供の頃は、茹でそらまめの匂いが苦手で(足の匂いに似ていると誰かから聞いてからすっかり苦手に)、ずっと食べずにいました。
でもこの食べ方を知ってから、そらまめが好きになりました。そらまめを好きにさせてくれた立役者がイタリアのペコリーノチーズ。ペコリーノチーズは羊のミルクで作られたチーズです。
ペコリーノチーズには色々な種類があるのですが、中でもペコリーノ・ロマーノはイタリア最古のチーズと言われています。2000年以上前のローマ帝国の時代からあり、もともと保存食だったのでかなり塩辛いチーズです。パルミジャーノ・レッジャーノを思わせる塩辛さとシャリっとした食感です。
この塩辛さとそらまめを合わせると、ワインが恐ろしいほどすすむひと品に早変わり。白ワインを冷蔵庫で冷やして、さっそく調理に取りかかりましょう。

用意するもの
- そらまめ(さや付きのもの5〜6本)
- ペコリーノ・ロマーノ 好きなだけ
- 粗びき黒こしょう
- エクストラバージンオリーブオイル
- お好みでサラミ
作りかた
- そらまめのさやの上下をハサミで7ミリ程度切り落とす(蒸気の抜け道を作る)
- 魚焼きグリル(またはコンロに網を置いて)にさや付きのそらまめを並べる
- 火力は強で、さやがところどころ焦げるまで焼く。片面グリルの場合は途中で裏返して
- そらまめをさやから出し、薄皮をむく
- そらまめをお皿に並べ、ペコリーノ・ロマーノをスライスして載せる
- 黒胡椒、エクストラバージンオリーブオイルをかける
お好みで、サラミなども添えると見た目が豪華で味わいもさらに豊かになります。
そろそろ白ワインが冷えたでしょうか…?